仁義礼智忠信孝悌
八つの玉を戴く八犬士たちが繰り広げる
江戸版ヒロイックファンタジー 錦絵大全集
【ISBN】 978-4-7538-0299-9
【監修・著】服部仁
【価格】 本体3,000円+税
【仕様】 297×225ミリ（Ａ４判変形）オールカラー 140項
【分類】 浮世絵・版画／作品集
曲亭馬琴（きょくていばきん）は江戸時代後期のベストセラー戯作者。
本書は、その八犬伝の錦絵作品をほぼ網羅。掲載作品200 点余をテーマ別
に編集し、ダイジェストストーリーも紹介しており、八犬伝を知らない読
者にも気軽に手に取ってもらえる本となっています。
さらに錦絵の2 枚、3 枚続きの、見えを切った迫力ある大画面を見開き二頁に展開。
巻末には資料的価値のある「八犬伝錦絵資料総目録」も収録しました。
監修・著者は馬琴研究家であり、『南総里見八犬伝』錦絵を数多く所蔵する
服部仁氏（同朋大学教授）。
＊『南総里見八犬伝』は、文化11 年（1814）より刊行をはじめ、28 年の
歳月をかけて完結。全98 巻106 冊の絵入版本が刊行されました。
仁義礼智忠信孝悌の霊玉をいただく犬士たちが大活躍する荒唐無稽なこの
冒険物語は刊行当時から江戸の人々の心をつかみ、歌舞伎として上演され、
歌川国芳をはじめとする当代の人気絵師による、物語に題材をとった数多くの
錦絵が出版されました。
2017 年は著者馬琴の生誕250 年です。
6月2日より
太田記念美術館で「馬琴と国芳・国貞」展が開催(6/2~6/25)。
7､8 月には岡崎市美術博物館での展覧会にも一部展示予定です。
