大家 木版画掛軸 逸品選
名家社寺に秘蔵されていた応擧・若冲・探幽・鐵齋等の大家の作品は、
彫・摺の名工により彩色木版画に仕立てられ、家々の床の間を飾りま
した。その伝承版木を使い、経験豊かな現代の名工摺り師が、一枚一枚
丁寧に摺り上げました作品を、作柄に相応しい大和表装で仕立てて
おります。
円山 応挙(1733〜1828)
京都府丹波国(現亀岡市)に生まれる。在来画家の模倣を脱し、
「写生主義」を掲げ大異彩をなした。江戸期の著名な日本画家である。
再版には、明治期に木版画で出版した当時の「原版木」を用い、名摺師が
当時のままに手摺しました。
木版画掛軸 限定一五〇部摺立(証票付)
松樹に旭日という吉祥の図。写生を重視した應擧ならではの
平明で情緒的な構図の中に、迎春の清々しい初日の出が老松
の樹間から昇ってきます。
摺師=吉田秀男(14版・28度摺)
画寸=37cm×59cm 軸寸=138cm×66cm
Okyo Maruyama, 1733-1795
Okyo Maruyama began as a student of the so-called Kano painting school in Kyoto. He became famous for his depiction of natural subjects in Chinese influenced style.
The print is made from the original woodblocks(Meiji era)